冷凍・冷蔵および空調システムのトータルプロデュース。それが伊丹ダイキン空調の仕事です。
食品スーパーでの業務フローを追いながら、それぞれの仕事内容と役割を把握してください。
キャリアを積むなかで、あなたもプロデューサーになることは十分可能です。
スーパーの空調、冷凍・冷蔵設備工事は、すでに構造物があるのか、それともスーパーの入居も
前提に新たに設計、建築していくのかの2通りのケースがあります。
いずれにして も設備の設計・施工をする場所の立地、面積、平面・立体図、構造を知ることがまず
第一。
構造やスペースしだいで主機、補機の要求性能や配管図面設計、工法が限定されることもあります。
店舗コンセプト、経営計画に応じて最適のショーケース台数を決定。同時にバックヤードに必要な
機能も確定します。それをベースに予算と合わせ主機、補機、制御機器を選定。
営業、技術、設計のメンバーがチームを編成し、プロジェクトを進めていきます。
主機とは、コンプレッサーなど空調・冷凍システムの心臓部。
また補機は、配管ラインを構築するうえで必要なシーバータンクやヒートコイルなどのこと。
能力不足は論外ですが、過剰能力になってもコストアップにつながるので要注意。
補機に関しては最適なものがない場合、伊丹ダイキン空調で設計・製作することもあります。
青果、鮮魚、食肉、冷凍食品、レトルト食品など、食品ごとによって異なる温度・湿度の管理。
季節や来店者数に応じてコントロールが必要になる店内空調…。制御機器の選定には、マイコンや
センサーの知識・技術が問われます。
▼ 設計〜完成までの流れ | ||
プランニングのシステムチャートを下敷きに、主機、補機、ショーケース、バックヤード設備などの配置と、それにともなう配管について設計図面を作成します。 冷凍・冷蔵設備は24時間運転が常識。 |
||
この段階で設計事務所や建設会社と工法の確認、それにともなう追加工事、改善工事などを確認します。施工開始日時、工期、工程のプラン、施主の要望による工法の変更なども入念に打ち合わせます。 |
||
原設計図をもとに実際の施工に使う施工図面を作成し、工事指示書をまとめます。 |
||
予算管理、工程管理を万全に、オープン日までに施工を完了させることは言うまでもありません。 | ||